かるた初心者の為の練習法
~試合が取れるようになるまで4~
2-4.構えを決めよう
(かるた会で指針があると思うので、かるた会での指示に従って下さい。)
構えで必要な点をいくつかに分けて整理します。
①ルールで守らないといけない点
②かるたを続ける上で必要な点
③速く取るために必要な点
この3つに大別されます。②や③を①と混同して教える人がいますが、これはルール誤認につながるので気を付ける必要があります。
①ルールで守らないといけない点
詳しくは構え競技規程細則第四章第十三条に記載されています。規程紹介ページを御覧ください。
主な注意点は以下の通り
・大前提:「正座に準じた姿勢であること」(競技規程細則第5条:着座姿勢))
<上の句が読み上げられるまで>
・有効手は畳に接した状態で自陣下段より手前、左右の競技線の延長線より内側。
・無効手(有効手と逆の手)、両膝はで自下段より手前
・頭(頭髪を含む)は自陣上段より手前
②かるたを続けていくうえで必要な点
最も重要なのは構えた状態で痛みが発生しているなどの個所がないことです。
サポーター等の利用は必要に応じて使用してもよいですが、これは「連続した試合における負荷を軽減させるもの」です。サポーター、座布団、タオル等の緩衝材がない状態でも1試合程度は無理なく取り切れる構えにしましょう。
③速く取るために必要な点
これは人により本当に様々です。体格、かるたに対する考え方によっても千差万別かと思います。そこで、必要なことを書いていきます。
・相手陣下段に届くこと
・構え自体が払いを阻害しないこと
始めは自陣が取りづらくても相手陣下段が届くように構えましょう。体重移動ができるようになったら自陣が取りやすいように少し下がるなどしても良いかと思います。
ここからは私の構え方のエッセンスを紹介します。
・正座の状態から膝を少し開く。
・無効手を膝の横に斜めに置きの手首と脚は引っ付ける
・有効手は競技線中央付近に競技線内に入らないよう軽く指を曲げて置く。
・そのまま腰を浮かして頭を自陣上段ギリギリまで出す。
これでそれっぽ構えになるかと思います。
どっちがいいのかよく悩む点を挙げておきます。
・無効手と膝の距離(引っ付けるか離すか)
・無効手の角度
・膝の開き具合
・膝の位置(前後)
・脚を立てるか立てないか
・素足か靴下か
などなど。
最近はyoutubeなどでも練習風景が上がっていたりするので参考に研究するのが良いと思います。
(構え例として写真を使えればよいのですが、使える写真がないので断念してます。ご提供いただける方はご連絡ください。)
最終更新日:2017/09/02
執筆者:華郷(@ka_kyo)
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