定位置ランダムメーカー

最終更新日:2016/12/11
執筆者:華郷(@ka_kyo)

1.はじめに
 この定位置ランダムメーカーは定位置をある指針(後述)のもと、定位置をランダムに作成します。
 初心者の方はかるた会で指針があることが多いので、原則かるた会で作ってもらってください。
 「指導者の立場だが入会者が多く、全員の定位置を作成するのは面倒」、「定位置は自分で作れと言われた」という人向けに、後述の考え方でランダムに定位置を作成する「定位置ランダムメーカー」を作成しました。
 半分お遊びのようなランダムさ加減もあるので、実際に使用する場合は各自で最終調整を行ってください。

作成する
(左利きの方は作成後左右対称に反転させてください。)

2.使用上の注意
 決まり字の表記は発音に合わせています。(「あわれ」など。)
 私の作り方をプログラムにしやすいように簡略化した上で、乱数を使用して定位置を作成するものです。定位置の考え方は人それぞれであり、違う考え方の人も多いかと思います。
 簡単に定位置を作ることを目的としたものであり、定位置は技術の成長に合わせて変える方が良いと思います。使用する際は作成された定位置にこだわりすぎないようにしてください。
 時々、下記条件に一致せず、定位置が作成できないことがあります。その場合はページを更新してもう一度作成してください。
 作成された定位置は印刷する、スクリーンショット等により保存してください。Excelにコピペしても保存できますが、表示等は調整してください。

3.ランダムメーカーの定位置決定指針
 定位置の作り方は初心者練習法の定位置を作ろうでも述べた通りです。おおよそその指針に則った形で、プログラム化のため一部簡略化して作成しています。
全体を通して
・好きな札が固まらないようにする。(未実装)
・友札は同じ定位置とする。(決まり字の1字前に定位置に反応できるように)
・大山札は片方に固めない。
・4字以上が片方に固まりすぎないようにする。
・左右はほぼ同じか利き手側がわずかに多い程度に。(右の方が50~52になるように調整しています。)
・下段が一番多く上段が一番少ないようにする。
 各段の最大枚数は次の通りとしています。(左上段:13枚、左中段:20枚、左下段:22枚、右上段:15枚、右中段:20枚、右下段:22枚)
・各段の中での並びは端を指定したもの以外はランダムとする。

各札についての指針
1枚札:左右の下段に。右4枚、左3枚。内側か外側かにまとめて置く。(内か外かはランダム。両方内側にはならないようにしました。)
2枚札:う、つ、し、も、ゆの1字目が同じ札は同じ場所に。中段もしくは下段にランダム。左右それぞれ2組または3組。
3枚札:いちひきのどの音も2字とその他の2枚に分ける。いに、ちは、きり、ひさをランダムに左右2枚ずつに分ける(段は4枚それぞれランダム)。3字以上は2字の反対側に置く(段はランダム)。“きみがため”と“ちぎり”は一番外側か一番内側に。
4枚札:は札ははる、はなで2枚ずつ左右にわける(段はランダム)。や、よ、か札は2字とその他の2枚に分けて、それぞれ左右に(段はグループごとにランダム)。“よのなか”は一番外側か一番内側に。
5枚札:み札は「みち・みせ・みよ」と「みかの・みかき」の2グループに分けて左右へ。(段はグループごとにランダム)
6枚札:た札は3枚ずつに分けて左右へ。(段はランダム。3枚グループで同じ場所へ。)
    こ札は2枚札を2枚ずつ分けて左右へ。(段はランダム。2枚グループで同じ場所へ。)“こころ”は一番内側か一番外側へ。
7枚札:お札は2字札を2枚ずつ2組に分けて左右へ。“おお”は3枚一緒に2字札と被らない場所へ。
    わ札は“わが”、“わす”を2枚ずつ左右へ。“わたのはら”はは一番外側か一番内側に。わびは“わたのはら”の逆側へ。
8枚札:な札は“なが”、“なげ”は2枚ずつ左右へ。“なに”は3枚一緒に一番内側か一番外側へ。なつは“なに”の逆側へ。
16枚札:あ札は、はらきまりさの6枚を各段に。「あし・あひ・あけ」は一緒にどこかへ。“あさ”は一番内側か一番外側へ。

定位置ランダムメーカー更新履歴
2016/12/11:ver1.0:公開
2017/04/09:ver1.1:公開:ありまの表示が誤っていたので修正しました。

初稿:2016/12/11