はじめて競技かるたの大会に出る前に2
~大会に出るためには~


2.大会に出るためには
 このページを読んでいる多くの人は競技かるたの大会に出たい、もしくは出る予定だという人だと思います。ここでは公認大会について書きますが後援大会についても大体同じです。

2-1.どれぐらいの実力になれば大会に出ていい?
 へたっぴだけど大会に出てもいいのかな?と思う人も多いと思います。筆者が思う出ても良いレベルを書いていきたいと思います。分からなければ一度大会を見に行くのもいいと思います。(後述の観戦マナーもご覧ください。)
大会に出るために必須条件は以下の通りと思います。

  • かるた会所属の人はかるた会での条件を満たすこと
  • 大会の進行に支障をきたさないこと。
では、「大会の進行に支障をきたさないレベル」はどれぐらいでしょうか。
  • 100首の決まり字が取り札を見てすらすら言える。(目標は札流し100秒程度)
  • 払って自陣が完全崩壊しても手間取らずに復元できる。また、復元したときに紛失札が出ない程度に札の暗記が出来る。
  • 下の句が読み始められて出札が残っているということがない
  • 基本的なルールを理解している
  • マナーを理解している。
以上はあくまで「大会に出る」ことであり、「大会で勝つ」ためにはより高いレベルの実力が必要になります。

2-2.出る大会を決めよう
 大会の日程は全日本かるた協会の大会案内ページ(こちら)に書かれています。全国津々浦々ほとんど毎週大会が開催されているのが分かるかと思います。はじめは近場の大会をおすすめします。決勝まで進むと大会終了は20時を過ぎることが少なくありません。帰れる大会を選びましょう。
 また、大会に出たことがある誰かと一緒にもしくは、引率してもらうことを強くおすすめします。はじめは誰もが分からないものです。分かっている人に頼ることで運営者も参加者もスムーズに大会を進行できます。かるた会に所属してる人はかるた会を通してやりとりしましょう。くれぐれも勝手に申し込んだりはしないようにしましょう。

2-3.大会に申し込む前に
 ルールやマナーをしっかり覚えてから出ましょう。進行を妨げる行為を無自覚にしている選手や観客が見受けられます。故意に迷惑行為をする人はいないと思いますが、無自覚だから良いということはありません。「知らないということを知る」が第1歩です。知る努力をしていきましょう。
 ルールは人に聞くだけでなく、競技規程競技規程細則を読んで理解に努めましょう。分からなければ聞きましょう。大会に出る前には競技会規程にも目を通すのが望ましいです。規程類は全日本かるた協会のページに公開されています。(こちら)

2-4.大会に申し込もう
 かるた会に所属してる人は所属のかるた会を通して申し込みをしましょう。最近の大会は参加者が1000人を超える大会も珍しくありません。一人ひとりが個人で申し込みをすると1000件以上もの申し込みを処理しなければならず迷惑です。かるた会単位もしくは所属単位で申し込みをし、個人で一人ひとり申し込むことは絶対にやめて下さい。
 かるた会に所属してる人は大会案内はかるた会でもらって下さい。個人単位で主催かるた会に問い合わせすると担当者はパンクしてしまいます。絶対にやめて下さい。
 大会案内を入手するつてがない方は全日本かるた協会に大会案内ページから問い合わせるのも手段です。(かるた会所属の人はやめてください。)
 大会参加については参加費が前納(前もって支払い)の大会は参加費を申込団体単位で振り込みます。

2-5.当日を迎えるの前に
 同じE級の中でもE1,E2など級の中でクラス分けされます。(D級も同様です。)事前にクラス分けは告知される場合があります。また、当日の受付もクラス別になっている場合が多いです。事前に確認してスムーズに受付できるようにしましょう。
 前の日の夜は持ち物を準備して早めに寝ましょう。はじめての大会は緊張すると思います。緊張して眠れなくて寝坊した、と言うことにならないように気を付けましょう。
 大会当日に持っていくものは次の通りです。
必須のもの
・大会参加費(当日払いの場合)
・競技時に着る服(ジャージ、Tシャツなど)(服装については3-2参照)
・昼食(さっと食べれるもの。昼休憩はありません。)
・飲料(会場の自販機は音の関係で使えない場合があります。使えても売り切れます。)
・財布(交通費・食費など)
・携帯電話など連絡手段
あったらいいもの
・羽織れる上着(季節によっては暑い寒いがあります。)
・絆創膏(けがをしたときに使えます。)
・貴重品袋
などなど

 また、万が一、欠席する場合は必ず出来るだけ早く連絡するようにしましょう。無連絡の欠席は無礼で迷惑な行為です。
 

最終更新日:2018/2/13
執筆者:華郷(@ka_kyo)

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