ルール4
上の句だけを聞いて取るにはどうすればいいか、についてです。
百人一首には当然、百首しかありません。
どこまで聞いたら札を特定できるかというのがあります。
これを決まり字といいます。
決まり字は1〜6字とさまざまです。
しかし、6字目まで聞くと全ての札を特定する事ができます。
たとえば、次の札です。
これは決まり字は「む」です。
1字で特定できる札です。
何字で特定できるかで○字決まりというよび方をします。
覚え方ですが、決まり字と下の句を全て覚える必要はなく、裏技的なものが存在します。
次がその例です。
この札は決まり字「うか」の札です。
「うかりける人の初瀬のやまおろしよ 激しかれとは祈らぬものを」
という歌ですが丸印のついている「はげ」の部分と決まり字「うか」を取って
「うっかりはげた」
と覚えます。
このようなことを百首すべてにおいて考える事で全てを覚えることなく、
百首の決まり字を覚える事ができます。
1字目の音で分類して各何枚あるかで○枚札といいます。
1枚札 | む、す、め、ふ、さ、ほ、せ |
2枚札 | う、つ、し、も、ゆ |
3枚札 | い、ち、ひ、き |
4枚札 | は、や、よ、か |
5枚札 | み |
6枚札 | た、こ |
7枚札 | お、わ |
8枚札 | な |
16枚札 | あ |